朝夕肌寒く、秋の装いが始まりました。

今年は感染症対策のため、密になる催物は避けますが、頃合いになると山内のモミジは紅くなります。

また、今年は本坊大講堂の拝観をしていただけるようにしました。重要文化財に指定されている本坊は大正時代に作られた、和洋折衷の建造物です。

随所に洋の意匠が凝らされ、それを近くでご覧いただけます。さらに観音画家の木綿花さんの個展も開催し、美しい観音様の絵画をご堪能いただけます。

この長谷寺本坊拝観に合わせ、長谷寺の観音様を描いた「泊瀬の観音花重ね」は、牡丹の中に身を置いた、美く慈愛に満ちた表情の長谷観音様を見ていただけます。

そして、長谷寺のオリジンである縁起を絵巻にした『長谷寺縁起絵巻』(六巻)を全巻公開いたします。いつも一部分だけですが、全長50mにもなる複製の巻物を見ていただけます。

どうぞ夏の自粛の憂さを長谷寺の紅葉で晴らしていただければ幸いです。ただし、換気とアルコール除菌は行いますが、マスクと37.5度以上の発熱のある方はご遠慮いただき、疎になるようご協力を求めます。

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KADOKAWAより「ふるさとの手帖 あなたの「ふるさと」のこと、少しだけ知っています。」が出版され、長谷寺(p203)が掲載されています。

著者の仁科勝介(かつお)さんは21歳の時、日本のすべての市町村1741箇所をスーパーカブで回ったそうで、その時の写真集です。

この写真集を見るすべての人が「ここ知ってる」という写真が必ずあるので、皆さんも見つけて見てください。

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無印良品より「掃除 CLEANING」が出版され、長谷寺の朝の作務(掃除)の風景が掲載されています。

長谷寺では毎朝、砂利の線引き、掃き掃除、拭き掃除と境内を掃除しています。日常の何気ない掃除の風景が本になり、出版されることになるとは大変有難いことだと感じます。

「綺麗にする」この行為はその対象に愛着の念を抱かせ、大切にすることにつながると思います。しかし同時にその愛着を離れ、その対象を客観的に見ることも重要です。

掃除を通して自身の垢をとり心を綺麗にすることが、外の世界に繋がり、ひいては全てに影響を及ぼすよう願います。

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光村推古書院より「入江泰吉の詩情世界 万葉大和路」が出版され、長谷寺の風景(P94)も掲載されています。

奈良県の郷愁さそう写真を撮り続けた入江泰吉の写真とともにその場所で読まれた万葉和歌を紹介しています。万葉集の歌と入江泰吉の写真がとても情緒ゆたかです。

また、奈良市写真美術館ではこの出版に合わせ8月29日から11月15日まで「万葉大和路」展が行われます。合わせてご覧ください。懐かしさとともに新鮮で古代から変わらぬ人の心を感じられます。

しばらくご無沙汰をしておりました。紫陽花が色付き始めてから褪せるまでほぼ毎日雨が降っていました。この長く続く雨による水害は九州をはじめ西日本、中部、関東、東北という広範にわたり、被害も酷く、まずもってお見舞い申し上げます。

そんな中、7月20日の奈良新聞の見開き2ページ一面に長谷寺本堂の内舞台にアニメ化された歴史上の人物が座禅をしている画像が掲載されました。これはスマートフォン用ゲームアプリの5周年記念全国キャンペーンの一環だったのですが、内舞台に差し込む光がとても清々しく、鬱々とした世情を照らしてくれるかのようでした。

この内舞台は観音様を礼拝するための場所で、正式には礼堂と呼ばれています。観音様の在します正堂と屋根で繋がり、外舞台を加えて大きな本堂を形成しています。もともと観音様の前で慇懃にお経、ご宝号を唱えながら夢現に夢告を得るための場所でした。

今は法要に参列される方をお通ししています。ご本尊に祈りを捧げる場所ですから、毎日の作務(掃除)では浄巾を使い清めています。



毎朝の勤行でもこの場所にご案内しております。長谷寺の”祈り”の中心地である内舞台で、僧侶の力強い読経の声、大きな観音様を感じ、清々しい朝を迎えてください。また、勤行が終われば僧侶が列を成して皆様に「おはようございます」と大きな声で朝のご挨拶しますので、皆さんは負けじと声を張り上げ大きな声で返してください。

創建より続く朝の勤行、朝霧に霞み記紀万葉に詠われた山々、観音様の衆生を”救う”という深い誓願に喩えられる谷川、太古より勝地として神仏が住う場所にある長谷寺での朝のひと時は、きっと特別なものとなるでしょう。

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