毎年行なっている、人々の災厄を払う「だだおし」行事ですが、本年も昨年同様に関係者のみの参列とさせていただきます。
感染症の勢い甚だしく、大きな火を使う「だだおし」は感染症対策のアルコール類への引火も考慮せざるを得ず、今年も参列を控えるという判断をした事に大変心苦しく感じております。
しかし、昨年と同様にライブ配信を行い、長谷寺の「だだおし」をご自宅で、或いは電車内で、パソコン、テレビ、タブレット、スマートフォンなどでご覧いただき、「だだおし」を観じていただきたいと思います。
この「だだおし」は2月8日から始まる修二会の結願にあたる行事で、2月8日から長谷寺の内舞台に「だだおし」の鬼が持つ130キロの大松明を展示することといたしました。
修二会は毎日14時から始めます。その法要では真言宗の声明(しょうみょう)がたくさん唱えられるので、真言宗独特の雰囲気を味わうことができます。
声明(しょうみょう)はインドから伝わった宗教声楽で、真言宗では数々の流派が存在します。殊に長谷寺では、「豊山声明」とも言われ四季折々の風景と大きな観音様がいらっしゃる空間で唱えられてきたため、抑揚にとみ、力強い唱え方がなされます。
災厄の象徴である鬼を払うのは邪を払う事に特に験のある「牛玉札(ごおうふだ)」です。今年もその牛玉札をお求めできるようにしております。2月14日の「だだおし」が終わりましたらそのお札をご自宅に郵送させていただきます。
また、「だだおし」の松明の”炭”は無病息災のお守りになるとされ、参列の方はこぞってその”炭”を求めたとあります。そちらもお求めいただけるよう、袋に入れて「だだおし」終了後にお求めいただけますので、本堂窓口にお越しください。
牛玉札申し込みフォーム
長谷寺YouTubeチャンネル
「だだおし」ライブ配信は長谷寺YouTubeチャンネルにて行います。この機会にチャンネルを登録して通知をオンにしていただけると、配信が始まった時にお知らせが届きます。
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