出展宝物紹介
?重要文化財 雨宝童子(うほうどうじ)立像
室町時代

雨宝童子立像は、長谷寺のご本尊様の左側(観音様からみて右側)に祀られている脇侍様です。正式名を金剛赤精善神雨宝童子といい、赤精童子・石精童子とも称します。初瀬山を守護する八大童子の一人で、八大龍王と共にご本尊の足元にある大磐石(だいばんじゃく)を守護しています。また、伊勢神宮のご神体、天照皇大神としても信仰されています。
観音様の使者として長谷寺の霊験譚に度々登場し、苦悩する人を導いたり病気で苦しむ人を救済したりする一方で、素行の悪いものには容赦なく罰を与えるといった厳しさも持ち合わせています。
お姿は、袍(ほう)という上衣の上にガイ≪衤偏に蓋≫襠衣(がいとうえ)を纏い、右手に宝棒、左手に宝珠を持っています。お像の内部には天文七年(1538)に大仏師運宗等が造立したとの墨書きがあり、現在のご本尊と同時期に造られたことがわかります。
難陀龍王像と同様に、展覧会への出展は今回が初めてとなります。普段は離れたところからでしか拝観ができませんので、あべのハルカス美術館ではお近くから整った顔立ちや美しい色彩をお楽しみ下さい。
あべのハルカス美術館
?重要文化財 雨宝童子(うほうどうじ)立像
室町時代
雨宝童子立像は、長谷寺のご本尊様の左側(観音様からみて右側)に祀られている脇侍様です。正式名を金剛赤精善神雨宝童子といい、赤精童子・石精童子とも称します。初瀬山を守護する八大童子の一人で、八大龍王と共にご本尊の足元にある大磐石(だいばんじゃく)を守護しています。また、伊勢神宮のご神体、天照皇大神としても信仰されています。
観音様の使者として長谷寺の霊験譚に度々登場し、苦悩する人を導いたり病気で苦しむ人を救済したりする一方で、素行の悪いものには容赦なく罰を与えるといった厳しさも持ち合わせています。
お姿は、袍(ほう)という上衣の上にガイ≪衤偏に蓋≫襠衣(がいとうえ)を纏い、右手に宝棒、左手に宝珠を持っています。お像の内部には天文七年(1538)に大仏師運宗等が造立したとの墨書きがあり、現在のご本尊と同時期に造られたことがわかります。
難陀龍王像と同様に、展覧会への出展は今回が初めてとなります。普段は離れたところからでしか拝観ができませんので、あべのハルカス美術館ではお近くから整った顔立ちや美しい色彩をお楽しみ下さい。
あべのハルカス美術館
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