しばらくご無沙汰をしておりました。紫陽花が色付き始めてから褪せるまでほぼ毎日雨が降っていました。この長く続く雨による水害は九州をはじめ西日本、中部、関東、東北という広範にわたり、被害も酷く、まずもってお見舞い申し上げます。

そんな中、7月20日の奈良新聞の見開き2ページ一面に長谷寺本堂の内舞台にアニメ化された歴史上の人物が座禅をしている画像が掲載されました。これはスマートフォン用ゲームアプリの5周年記念全国キャンペーンの一環だったのですが、内舞台に差し込む光がとても清々しく、鬱々とした世情を照らしてくれるかのようでした。

この内舞台は観音様を礼拝するための場所で、正式には礼堂と呼ばれています。観音様の在します正堂と屋根で繋がり、外舞台を加えて大きな本堂を形成しています。もともと観音様の前で慇懃にお経、ご宝号を唱えながら夢現に夢告を得るための場所でした。

今は法要に参列される方をお通ししています。ご本尊に祈りを捧げる場所ですから、毎日の作務(掃除)では浄巾を使い清めています。



毎朝の勤行でもこの場所にご案内しております。長谷寺の”祈り”の中心地である内舞台で、僧侶の力強い読経の声、大きな観音様を感じ、清々しい朝を迎えてください。また、勤行が終われば僧侶が列を成して皆様に「おはようございます」と大きな声で朝のご挨拶しますので、皆さんは負けじと声を張り上げ大きな声で返してください。

創建より続く朝の勤行、朝霧に霞み記紀万葉に詠われた山々、観音様の衆生を”救う”という深い誓願に喩えられる谷川、太古より勝地として神仏が住う場所にある長谷寺での朝のひと時は、きっと特別なものとなるでしょう。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で話題の明智光秀が京都南丹市美山町にあったとされる七堂伽藍を有した門坊寺(聞法寺とも)を築城のため解体したそうです。その時、本尊は近くの寺に、仁王像は奈良の長谷寺に移したとされています。

京都新聞(NHK大河で話題、光秀が破壊した古寺 その知られざる数奇な運命とは)

残念ながら現在の長谷寺の仁王門は明治の出火で焼失しており、摂津三田藩城主九鬼氏により16世紀に作成されたとされる仁王像が安置されています。

この二体の仁王像についての繋がりは定かでなく、今後の調査に期待したいところです。門坊寺を破壊した明智光秀がどのような経緯で長谷寺に仁王像を移すよう指示をしたかわかりませんが、光秀が残した和歌は残っています。
   
   初瀬路や 思わぬかたにいざなわれ
      ふかくたづぬる 山時鳥(やまほととぎす)

門坊寺を破壊したのが光秀の晩年です。彼を取り巻く環境が複雑さを極めていた頃でしょうか。「思わぬかた」とは誰だったのか、どういう心境で詠まれたのか、想像するより他ありませんが、青葉美しい今の時期にお参りされたのかもしれませんね。

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初瀬路や思わぬかたにいざなわれ ふかくたづぬる山ほととぎす  #明智光秀 #光秀 が壊したとされる#門坊寺 そこにあった仁王像が長谷寺に来たとされています。その時に詠んだ歌でしょうか?夏のこの時期に長谷寺にお参りをされてるのかもしれません。 It is a poem by Mitsuhide Akechi. Did he also come to @hase_dera at this time of summer? #長谷寺 #奈良長谷寺 #総本山長谷寺 #花の御寺 #奈良 #hasedera #hasederatemple #temple #japan #japanesetraditional #pilgrimage #nara #tourism #sightseeing #japanesetemple #西国 #西国三十三所 #霊場 #巡礼 #四寺巡礼 #長谷寺が好き #麒麟がくる

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季節はいつの間にか夏、桜が咲く頃から始まった混乱が、一区切りを迎え、萌え出る若葉が緑の色合いを深めてきたこの頃です。

日ごとに気温が高まり、草木に生命力が満る、小満。紫陽花の花の芽がにわかに形を成し、来る芒種に向け、膨らみと色合いを整えつつあります。

長谷寺では毎朝、祈りを捧げるための場所である、礼堂内舞台を雑巾でなく、浄巾を使い拭き清めています。その後、周辺の拭き掃除をしています。

この浄巾はご寄付いただいたものを使っており、心ある方々により観音様はますますその威光を輝かせます。

毎年、王者の風格を漂わせ、凛として咲く長谷寺の牡丹ですが、今年は緊急事態宣言を受け、ぼたんまつりを中止といたしました。

それにともない境内に咲く牡丹も、開花時間を短くして今年は終了しました。憂いなく花を楽しんで頂くためにも来年に来られる事をお勧めいたします。

状況ますます厳しくなって来ております。あまり楽観視をされぬよう、十分お気をつけ下さい。
4月5日の読売新聞、13面から始まる#紡ぐプロジェクト の中に長谷寺の観音さまが紹介されていました。

文化庁主任文化財調査官の奥健夫氏が「十一面観音疫病封じ伝説」と題して日本に仏教伝来されての黎明期にすでに十一面観音に疫病平癒を祈願していた事を紹介しています。

そもそも十一面観音の功徳、十種勝利の第一に「離諸疾病」とあり、病気を防ぐ事が最も人々が求め、十一面観音がこの時期に多く作られたようです。また、東大寺の修二会を始め、長谷寺の修二会でも「疫病平癒」のために十一面悔過作法が行われています。

現在は衛生環境も良くなり、流行病で困ることが少なくなりましたが、昔から人々は「疫病」に悩まされていました。そして今、新型コロナウイルスが猛威を奮っています。

『長谷寺縁起文』には長谷観音の建造の話が出てきますが、その中で、高島から流れ出た楠の霊木(観音の原木)が大津の港に止まり、村々に災い(火事や疫病)をもたらしていた。西国を開いた徳道上人がその霊木に目をつけ十一面観音の形を与えると、その災を治めたとしています。

また、『長谷寺験記』に初代の観音様が燃えた際、頂上仏面だけが飛んで境内の棕梠に落ちた。新造の観音様を作ったが疫病が起こり、棕梠に落ちた頂上仏面に差し替えると治ったとしています。

我々はその観音様に毎朝、コロナ禍が治るようご祈願しています。観音慈悲が速疾に顕現するように、「念彼観音力」と何度も何度も...

紡ぐプロジェクト「十一面観音疫病封じ伝説」記事全文

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4月5日の読売新聞、13面から始まる#紡ぐプロジェクト の中に長谷寺の観音さまが紹介されていました。 #長谷寺縁起文 にいわく。災いを成し疫病を流行らせ村々を焼いた荒ぶる霊木は、十一面観音という形を持たせたことによりその災禍が治まったとあります。それ以降も#長谷寺験記 にいわく。#頂上仏面 が疫病を治めたという記録があります。 我々は毎朝の勤行で#コロナ禍 が治るよう祈念しています。 念彼観音力、念彼観音力、念彼観音力 It was introduced in a newspaper that Kannon of @hase_dera was made to stop the epidemic. It can be confirmed in old literature, especially the top face seems to have a remarkable effect. So we #keeppraying every morning. #長谷寺 #奈良長谷寺 #総本山長谷寺 #花の御寺 #奈良 #hasedera #hasederatemple #temple #japan #japanesetraditional #pilgrimage #nara #tourism #sightseeing #japanesetemple #西国 #西国三十三所 #霊場 #巡礼 #四寺巡礼 #長谷寺が好き

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