紅葉の状況

今朝は7時20分ごろに与喜山と愛宕山の間から太陽が昇ってきました。霜も降っており、吐く息は白く、気温は4度。長谷寺の境内に日が射すと、黄やオレンジ、朱や赤の種類によって違う紅葉が輝き始めます。

同時に太陽の光がお堂の中に差し込み、勤行は佳境を迎えます。その景色は神々しく、写真を撮るのを忘れるほどでした。

これは前日の画像です。長谷寺の紅葉、そろそろ見頃です。明日からもみじ布教法話が始まり、少しひんやりとした境内で秋を味わってみてはいかがでしょうか?

昭文社ムックから「日帰り大人の小さな旅 絶景めぐり」で長谷寺(P35)の牡丹が咲く景色が紹介されています。関西の絶景が数多く紹介されていますので、出会ったことのない景色を見られるのではないでしょうか。

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11月8日の今日は立冬、暦では冬になりました。暑い日が長かったせいか”寒さ”を懐かしく感じます。

去年の同じ時期の紅葉の色づきを見ると、今年は若干遅いようですが、今週末に気温が下がる予報。今月末あたりから綺麗な紅葉が観れるのではないかと思います。

長谷寺は昔から紅葉の名所だったようで、初瀬の地で詠まれた歌が残っています。その中で特に有名なのが、大伴坂上郎女が詠んだ。

こもりくの初瀬の山は色づきぬ しぐれの雨は降りにけらしも

でしょう。作者のいる場所から、初瀬の地の紅葉が色づいて綺麗だろうなと、何度となく紅葉期に来たであろう初瀬を、時雨が降った時に想像して詠んでいます。

長谷寺本堂にはこの歌を刻んだ碑があります。昭和を代表する作家、里見弴が墨書したもので、「登廊」登ってすぐ右手にありますので、探してみてください。

和楽

小学館から発売の『和楽』に長谷寺本尊十一面観音様(P192)が紹介されています。今号は日本に伝わる十一面観世音菩薩の特集が組まれ、古い時代に十一面観音がいかに信仰され守られ続けてきたかが分かる内容となっています。

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長谷寺では豊山派の法流を後継に伝えるための「大伝法院流伝法灌頂」が終わり、寒さを感じるようになりました。

先般の台風では有難い事に長谷寺には大きな被害は無かったのですが、日が経つにつれ関東地方、東北地方の東日本で水害の大きさを伝え聞くこととなりました。

犠牲になられた方もおられ、痛ましこととなり、残された遺族の方々は悲しみも癒されぬまま、住む家もなくなり辛い思いをされていることでしょう。また、壊れたものや汚れたものを処分し、元に戻そうと懸命にされている方々に少しでも活力がもたらされる事をご祈念申し上げます。

今般、10月12日から12月1日まで秋季の特別拝観が行われております。大きな観音さまのお御足に触れお参りを頂きますが、よく見ていただくとそのお御足は漆が顕れ綺麗に光ってはいますが、傷だらけです。それは、人々の思いや願いを受け止め、身を呈してその想いに向き合っているからです。

蓮台という清浄無垢な台(うてな)には乗らず、岩座にお立ちになるのは、人の世にいる証左でもあります。さらに錫杖は地蔵の徳を併せ持つとされていますが、地蔵のように市井に出て、方々を行脚されているお姿なのです。

人々の助けを求める”声”に、その二十二もある耳で観じ、今まさに向かおうとしている、長谷に来ずとも念じれば観音さまは大慈悲心を発露して人々の前に姿を変えて現れるとされています。大慈悲心とは人を思いやり、労わり、辛い思いをされている方の心を観音ご自身の心とされる事です。

どうか、今回の被害に遭われた方々に観音さまの大慈悲が垂れたもう事を切に願う次第です。

念彼観音力

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