ノーフォーク・アンド・ノーウィッチ・フェスティバル 声明デモンストレーション

声明(しょうみょう)とは梵唄(ぼんばい、梵は古代インド、唄は唱歌の意)とも言い、インドから中国を経て日本にもたらされた宗教声楽です。仏を讃ええる歌詞であることから仏教のゴスペルとも呼ばれています。

9世紀に弘法大師空海が真言宗の声明を伝え、長い時間の中で詠法が変化し、大きく「古義」で唱えられる声明と「新義」で唱えられる声明に分けることができます。長谷寺は「新義」に属し、京都の智積院を本山とする智山派と同じグループになります。

16世紀に「新義」は長谷寺の豊山派と智山派で別れることとなり、その詠法にも変化が生じています。殊に長谷寺は四季を通じ花が咲き、自然に囲まれた環境と、10mを超える観音様に届けるため声を張って唱えていたことから抑揚に富み華麗で力強い声明となっています。

この度、イギリスのノリッジにあるセインズベリー日本藝術研究所から声がかかり観音御影大画軸の出開帳と声明デモンストレーションを行うこととなりました。5月21日から25日まで定期的に声明やワークショプを市内各所で行います。長谷寺の本尊の御影である大画軸をご開帳いたしますので、イギリスの地に長谷寺本尊と長谷寺で培われた声明で長谷寺を観じていただければ幸甚に思います。

この訪英に際してのデモンストレーションやそれに関連したイベントはグレートブリテン・ササカワ財団国際交流基金、そして奈良県ビジターズビューローからの多大な援助を受け開催することができました。この場を借りて御礼申し上げます。

令和6年5月21日(火)〜24日(金)の4日間ならびに6月12日(水)から15日(土)にわたり、本坊大講堂を使用しての諸行事のため特別拝観を一時的に中断させていただきます。また6月15日(土)の11時からの定例法要は30分遅らせ11時30分より開始いたしますので、あらかじめお知らせさせていただきます。上記日程中は本坊拝観は終日行わず、共通券も発行いたしませんので、ご注意願います。

ご参拝を予定されていた方々には大変ご迷惑をおかけいたしますがご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。なお、本堂大観音特別拝観については引き続き7月7日まで行います。

一時中断
本坊大講堂特別拝観・・・5月21日〜24日、6月12日〜15日
            終日拝観中止
時間変更
11時定例法要・・・・・6月15日
            11時30分より

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