NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で話題の明智光秀が京都南丹市美山町にあったとされる七堂伽藍を有した門坊寺(聞法寺とも)を築城のため解体したそうです。その時、本尊は近くの寺に、仁王像は奈良の長谷寺に移したとされています。

京都新聞(NHK大河で話題、光秀が破壊した古寺 その知られざる数奇な運命とは)

残念ながら現在の長谷寺の仁王門は明治の出火で焼失しており、摂津三田藩城主九鬼氏により16世紀に作成されたとされる仁王像が安置されています。

この二体の仁王像についての繋がりは定かでなく、今後の調査に期待したいところです。門坊寺を破壊した明智光秀がどのような経緯で長谷寺に仁王像を移すよう指示をしたかわかりませんが、光秀が残した和歌は残っています。
   
   初瀬路や 思わぬかたにいざなわれ
      ふかくたづぬる 山時鳥(やまほととぎす)

門坊寺を破壊したのが光秀の晩年です。彼を取り巻く環境が複雑さを極めていた頃でしょうか。「思わぬかた」とは誰だったのか、どういう心境で詠まれたのか、想像するより他ありませんが、青葉美しい今の時期にお参りされたのかもしれませんね。

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初瀬路や思わぬかたにいざなわれ ふかくたづぬる山ほととぎす  #明智光秀 #光秀 が壊したとされる#門坊寺 そこにあった仁王像が長谷寺に来たとされています。その時に詠んだ歌でしょうか?夏のこの時期に長谷寺にお参りをされてるのかもしれません。 It is a poem by Mitsuhide Akechi. Did he also come to @hase_dera at this time of summer? #長谷寺 #奈良長谷寺 #総本山長谷寺 #花の御寺 #奈良 #hasedera #hasederatemple #temple #japan #japanesetraditional #pilgrimage #nara #tourism #sightseeing #japanesetemple #西国 #西国三十三所 #霊場 #巡礼 #四寺巡礼 #長谷寺が好き #麒麟がくる

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季節はいつの間にか夏、桜が咲く頃から始まった混乱が、一区切りを迎え、萌え出る若葉が緑の色合いを深めてきたこの頃です。

日ごとに気温が高まり、草木に生命力が満る、小満。紫陽花の花の芽がにわかに形を成し、来る芒種に向け、膨らみと色合いを整えつつあります。

長谷寺では毎朝、祈りを捧げるための場所である、礼堂内舞台を雑巾でなく、浄巾を使い拭き清めています。その後、周辺の拭き掃除をしています。

この浄巾はご寄付いただいたものを使っており、心ある方々により観音様はますますその威光を輝かせます。

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