秋のうろこ雲が空を覆い、とんぼが飛び交う立秋の頃、台湾にある慈雲寺住職戒慧法師がご来山いたしました。

この台湾にある慈雲寺には長谷観音が祀られ、先代住職が長谷観音を感得したそうです。長谷観音は琵琶湖から流れ出でましたが、海を渡り台湾にまでその威光を輝かせています。

少しの滞在でしたが、慈雲寺のますますの繁栄を祈るとともに、より長谷観音を通じて強い関係を築いていければと思います。







奈良国立博物館より出版の「いのりの世界のどうぶつえん」に長谷寺の寺宝の牡丹鴛鴦八稜鏡(P69)と金亀舎利塔(P86)が掲載されています。7月13日から9月8日まで奈良国立博物館で「いのりの世界のどうぶつえん」展が行われておりそれに合わせての出版です。この牡丹鴛鴦八稜鏡は長谷観音の霊験集の『長谷寺験記』にある新羅王の王妃が災難を長谷観音の霊験により免れた際、お礼として長谷寺に奉納した大鏡だと伝わります。そこには牡丹とオシドリがペアでレリーフされ、王と王妃の仲をオシドリで表してるようです。また金亀舎利塔は師の冥福のために弟子たちが豊山勧学院に納めたとあります。曼荼羅や絵図に描かれた動物に視点を置いたユニークな展示となっており、お子さんと一緒に楽しんでいただけるのではないでしょうか。長谷寺の寺宝金亀舎利塔は亀の目ヂカラが素敵ですよ。

奈良国立博物館
いのりの世界のどうぶつえん

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