大阪の阿倍野にある「あべのハルカス美術館」で『長谷寺の名宝と十一面観音の信仰』展を開催いたします。

長谷寺に伝わる宝物と長谷寺十一面観音信仰の一部を見ていただけます。

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26日の状況になります。

大きな銀杏の木がありますが、これは玉鬘の大銀杏と呼ばれている銀杏の木です。

源氏物語に出てくる、「玉鬘」の庵がこの近くに有ったと言われています。

この銀杏が長谷寺の紅葉の目安です。少し黄色く色着き始めました。


今年もアサギマダラがやってきました。

この蝶は遠く台湾のあたりから長距離を移動する蝶として有名です。

アサギマダラが好んで蜜を吸うフジバカマを境内整備にともない植え替えたのですが、

心配をよそにひらひらと小春日和の中を舞っていました。



色合い的にチョコミントですね。

場所は、本堂から下って開山堂の向かい、嵐の坂を登りきったところにフジバカマが咲いています。

今月末頃までご覧いただけると思います。

そして、今年の紅葉の色づきが気になるところですが、まだ先のようです。

あと半月といったところでしょうか。

こんなものを見つけました。

なん年前のものでしょうか、だいぶ古いものですが、鳥の巣ですね。

柱にできた空(うろ)をうまく利用していますね。



今回の修理にあたり、空(うろ)ができないよう、銅板で養生しています。

この一工夫が、木の寿命を大きく伸ばします。



そんな小春日和の中で十月桜が咲いていました。

キンモクセイの香りがどこと無くただようこの頃。

長谷寺の舞台は土台部分に取り掛かり始めました。

舞台を支えていた柱の一本の一部を取り替える事になり、10mあるうちの中ほどから柱を切り始めました。



職人さんの連携の良さに見とれてしまい、シャッターを切り忘れるほどです。



切り取った柱は国宝に指定されている本堂と同時期のもので慶安三年(1650)から365年間舞台を支えてきた柱です。



柱のホゾの中はいろんな生き物のゆりかごになっていました。



しかし、柱の切断面はまだまだ綺麗な色をしています。木の生命力を感じますね。



そして、365年間の風雪にさらされた柱の表面です。木の皺から月日の流れを感じ、溝の深さから力強さを感じます。

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