毎年好評をいただいております「あじさい回廊」を今年も開催いたします。
長谷寺の嵐の坂は下廊(しものろう、第一登廊)の先から右に折れずにまっすぐ本堂まで続くの階段です。その階段の両脇には地植えの紫陽花があり、その紫陽花が咲く前に鉢植えの紫陽花を用意していつでも紫陽花が楽しめるようになっています。またその両脇の紫陽花の盛りの頃には鉢植えの紫陽花と相まって嵐の坂はえもいわれぬ美しさを見せてくれます。

また、岡寺と壷坂寺を併せた「大和三大観音 あぢさゐ回廊」では切絵御朱印を今年もご用意いたしましたので、うつくしく紫陽花に彩られた三つのお寺を回って御朱印を受けられるといいと思います。

ぜひ、平安時代から愛でられていた紫陽花を長谷寺でもお楽しみください、源氏物語の世界が皆様をお迎えいたします。

名  称    大和三大観音 あぢさゐ回廊
寺  院    壷坂寺 岡寺 長谷寺
期  間    令和6年5月25日(土)〜7月7日(日)

春期特別拝観開催

令和6年3月1日より、本堂と大講堂の2ヶ所において特別拝観が始まります。ご参拝の折には、どうぞ普段では入れない場所にお入りいただき、ご本尊様や文化財に指定されている歴史的な建物を身近に感じてみてはいかがでしょうか。

〇本尊大観音特別拝観
場 所 長谷寺本堂
期 間 令和6年3月1日~7月7日
拝観料 1,000円
説 明 国宝である本堂の中央にいます身の丈10メートルを超える本尊十一面観音菩薩のお足もとに入り、観音様のお御足に触れていただくことができます。また、記念品として、観音様とご縁を結んだ証の『五色線』を授与いたします。

〇本坊大講堂特別拝観
場 所 長谷寺本坊(大講堂)
期 間 令和6年3月1日~7月7日
拝観料 500円
説 明 重要文化財に指定されている本坊(大講堂)にお入りいただき、ご本尊と同じ大きさを誇る『<掛けられない掛軸>観音大画軸(複製)』と、長谷寺の縁起を長大な巻物にした『長谷寺縁起絵巻(複製)』をご覧いただけます。また、NHKの大河ドラマ『光る君へ』に合わせて、紫式部が記した源氏物語に登場する女性、『玉鬘(たまかずら)』にゆかりのある『玉鬘観音像』を特別展示しています。

◎特別拝観には共通券がお得です。
通常は入山料(500円)と各特別拝観(1,000円+500円)で2,000円が必要ですが、共通券をお求めいただきますと1,700円ですべての拝観を行っていただくことができます。
長谷寺入口の入山受付においてお求めいただけますので、2ヶ所の特別拝観を希望される方は、どうぞ共通券をご利用ください。

奈良交通を利用して四寺巡礼ができるようになりました。

○奈良交通定期観光バス
【コース名】 U6 奈良大和四寺巡礼
【運行日】  3月31日までの火・日曜日
       (※該当日が祝日の場合も運行します)
【乗車地】  JR奈良駅・近鉄奈良駅
【コース】  JR奈良駅(8:15発)・近鉄奈良駅(8:20発)→安倍文殊院(60分)→岡寺(60分)→昼食(室生寺前橋本屋にて「地元山菜料理」50分)…室生寺※寶物殿を含む(60分)→長谷寺(60分)→近鉄奈良駅(17:45頃着)・JR奈良駅(17:50頃着)
【料 金】  大人10,900円 小児8,300円
       ※料金に含まれるもの:バス運賃・各寺院の拝観料
        昼食代・巡礼衣
【予 約】  ご乗車日前日の15時までにご予約ください。
【予約方法】 (お電話)奈良交通総合予約センター
            0742-22-5110
        受付時間9:00~19:00 ※年中無休
       (インターネット)「奈良交通 定期観光バス
       よりお申し込みください。
【その他】  令和6年4月~7月の間の毎週火・日曜日も運行を予定しております。詳細が決まりましたら、改めてお知らせいたします。
二月の行事について

寒さの厳しい日々が続いております。長谷寺におきましては、二月の行事を下記の通り執り行わせていただきます。いずれの行事もコロナ禍前と同じ形でご見学・ご参拝が可能となっておりますので、防寒対策をしっかりとしてお参りいただければ幸いです。

2月3日
〇大黒天祭・節分会
8:45  大黒天祭  本堂西側大黒堂
9:30頃  初瀬観光協会による福徳豆授与(福引)  本堂内舞台
10:00  節分会法要  本堂
10:30頃 豆まき  本堂東側桟敷

2月8日~13日
〇修二会
14:00~15:30頃  本堂

2月14日
〇修二会結願『だだおし』
16:00~18:30頃  本堂
※三匹の鬼が登場する松明行事は17:30頃~
・牛玉札(ごおうふだ) 一体 3,000円
(お求めの方は本堂窓口または下記長谷寺HPへ)
長谷寺HP牛玉札申し込み




新年を迎えるにあたって新しい二種類の切絵御朱印をご用意いたしました。どちらも令和六年にゆかりのあるデザインとなっておりますので、お参りの際にお手に取っていただければ幸いでございます。

① 大和龍祥霊場 龍玉切絵御朱印

令和六年は辰の年です。この良き機縁に、龍にゆかりのある長谷寺・室生寺・岡寺の三寺院が、それぞれの由緒に基づいた切絵御朱印をつくりました。
長谷寺には本尊十一面観音の脇侍として「難陀龍王」が祀られています。難陀龍王は、八大龍王のリーダー格の存在で、長谷観音の聖域を守護する役目を担っています。切絵御朱印には難陀龍王のお姿が描かれ、中心には難陀龍王の梵字が刻まれた宝印を押印します。
この切絵御朱印は、三寺院それぞれにおいて授与を受け、専用台紙に貼ることにより大きな龍玉の姿になります。ぜひこの機会に大いなる龍のご利益とご加護を授かってみてはいかがでしょうか。

〇龍玉切絵御朱印 1枚 1,000円
〇龍玉切絵台紙  1枚 500円
〇授与期間 令和6年1月1日~12月31日

② 源氏物語切絵御朱印

長谷寺には「二本(ふたもと)の杉」という、根元が一つで幹が二本の大きな杉の木があります。この杉は、源氏物語の第二十二帖「玉鬘(たまかずら)」の段において登場する由緒ある杉の木です。その他、長谷寺本堂での参拝の様子なども源氏物語には詳細に描かれています。
今年は、源氏物語の作者である紫式部がNHK大河ドラマの主役となります。この機縁に長谷寺では源氏物語切絵御朱印をつくらせていただきました。この切絵には極彩色の敷紙が付いていますので、色鮮やかな玉鬘の装束と二本の杉をお楽しみいただけます。どうぞお越しの際には、平安時代の絵巻物を型取った源氏物語切絵御朱印をお求めいただければありがたく思います。

〇源氏物語切絵御朱印 1枚 1,200円(極彩色敷紙付き)
〇授与期間 令和6年1月1日~12月31日

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