まもなく令和4年が終わろうとしています。皆様にとってこの一年はどのような年であったでしょう か。振り返りますと、新型コロナウィルスへの対策は徐々に進んで行く一方で、世界情勢の変化による物価 上昇などが徐々に我々の生活に影響を与えつつあります。来年は、不安な要素が少しでも取り払われ、平 和で安寧な一年となりますよう心からお祈り申し上げます。
さて、長谷寺におきましては年末から年始にかけてさまざまな行事やイベントを行います。特に正月三 が日は入山料・駐車料金ともに無料となります。また、特別にご本尊様の足元へ参拝ができる『新春大観 音特別拝観』(要拝観料)を実施しますので、どうぞこの機会に観音様に初詣をなさってみてはいか がでしょうか。
寒さの一段と厳しき今冬ではございますが、どうぞ良いお年をお迎えください。

特別行事・イベント
1、観音万燈会
・内 容→登廊と本堂に灯りをともし、新年を共にお祝いいたします。
・場 所→長谷寺本堂 及び 登廊
・日 時→12月31日~1月3日(12月31日は 19:00 より翌 5:00 まで、 1月1日より 3 日は17:00 より 20:00 まで
・献灯料→万燈籠(大)20,000 円、万燈籠(中)10,000 円、燈明 1,000 円
※献灯の有無にかかわらず、ご自由にお参りいただけます。

2、新春大観音特別拝観
・内 容→本堂の中に入り、観音様のお御足に触れてお参りすることができます。また、五色線という観音様とのご縁結びの記念品を進呈いたします。
・場 所→本堂
・日 時→1月1日~1月3日 9:30~15:30 拝観料 1,000 円

3、新春大黒天特別限定御朱印
・内 容→大和七福八宝霊場の一尊でもある大黒天の特別御朱印を授与いたします。節分までの約一ヶ月限定です。財宝・福徳を呼ぶ縁起の良い大黒天様の御朱印を年初めにぜひお授かりください。
・場 所→納経所
・日 時→1月1日~2月3日 9:00~16:30 納経料 300 円

年中行事
1、閉帳法要
一年の最後の法要です。当法要終了時に観音様の前の緞帳が閉じられます。
〇12月31日 16:00 より
※12月31日 17:00 より1月1日 0:00 まで、観音様のお姿はご覧いただけなくなります。

2、開帳法要
新年最初の法要です。除夜の鐘とともに法要が始まります。法要後に、福餅の授与を行います。
〇1月1日 0:00 より

3、仁王会
年初に国の安泰と人々の安穏を祈る法要です。自由に見学ができます。
〇1月1日~1月7日 10:00 より

4、修正会
旧年の罪を懺悔し、新年の安泰と五穀豊穣を祈る法要です。自由に見学ができ、法要中に『散華』を皆様に授与します。
〇1月1日~1月7日 14:00 より

5、佛名会
過去・現在・未来の三千佛に礼拝し、滅罪生善を祈る法要です。午後の部の際には内舞台において礼拝行に参加できます。ご自由に内舞台にお上がりください。
〇1月8日~1月10日 午前の部 9:00~10:30 午後の部(礼拝行)13:00~15:00

 
 秋の長谷寺もみじの時期に、長谷寺をはじめ初瀬地域にある観光スポットを巡り参道周辺を周遊いただく機会としてもらうため、スタンプラリーを開催いたします。長谷寺参道周辺を「再発見」してみませんか。
 すべてのスタンプを集めていただいた方には、登録店で利用できる1,000円分のクーポン券をプレゼントいたします。

詳しくは桜井市のホームページをご覧ください。

参道周遊スタンプラリー
 来たる11月17日から20日にかけて、長谷寺の十一面観音菩薩が境内の堂外へとお出ましします。と言っても本堂のご本尊様が表に出るわけではなく、本尊様と同じ大きさで描かれた観音御影大画軸(複製品)を本坊前に吊り下げ、境内のさまざまな場所からご覧になれるようにいたします。この4日間は夜8時まで入山時間を延長いたしますので、暗闇に灯る登廊吊灯籠の連なりや、ライトアップされた五重塔などもお楽しみいただけます。
 また、それに合わせて、4日間だけ大講堂の特別拝観を期間限定で実施します(日中のみ)。普段は入ることができない大講堂の内部を特別に公開いたしますので、この期間にぜひ長谷寺にお立ち寄りいただければと思います。

観音御影大画軸(複製品)屋外展示
   期 間 令和4年11月17日(木)~20日(日)
   時 間 午前9時~夜8時
   場 所 本坊前広場
   併 設 大講堂特別拝観 午前9時~午後4時半(別途拝観料500円)
   ※雨天時は、安全性の確保のため大画軸を下げる場合があります。


 長谷寺のある奈良県桜井市のお隣り、古き万葉の里である明日香村の万葉文化館におきまして、特別展「こもりくの初瀬 祈りのかたち」が開催されます。
 いにしえより泊瀬(初瀬)の地は、身を清めて精進潔斎を行う場所であると同時に死者を弔う場所でありました。古代人は泊瀬を聖地として特別視し、柿本人麻呂は万葉集において、

隠口(こもりく)の泊瀬(はつせ)の山の山の際(ま)にいさよふ雲は妹(いも)にかもあらむ
(泊瀬の山にただよう雲は、亡くなり葬られたあの娘子であろうか)

 という歌を詠んでいます。その聖地にやがて長谷観音が祀られ、多くの老若男女の信仰を集めることとなりました。現代においても、さまざまな悩み・苦しみからの解放を求めて多くの人々が観音様の足元につどい、祈りを捧げています。
 この度の特別展においては、長谷寺に伝わる宝物をはじめ、ゆかりのある貴重な品々が展示されます。また、展示室中央には全長16メートルを誇る観音大画軸のレプリカも設置され、長谷観音の大きさを実感できるようになっています。
 どうぞ、この秋の良き日に長谷寺にお越しの上、美しい紅葉を楽しんでいただき、万葉文化館にも足を運んでいただきまして、長谷寺の歴史・文化についてもご理解を深めていただければ幸いでございます。

万葉文化館 特別展「こもりくの初瀬 祈りのかたち」
期 間 10月15日(土)から11月27日(日)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合、翌平日休館)
観覧料 一般1,000円 高校・大学生500円 小・中学生300円
大和三大観音 もみじ回廊

 初夏にご好評をいただきました『あぢさゐ回廊』に続き、今秋も西国第六番の壷阪寺様、西国第七番の岡寺様と協力して『大和三大観音 もみじ回廊』を実施することとなりました。
 紅く染まる紅葉と美しい宝塔をメインテーマに、趣向を凝らした期間限定のもみじ切絵御朱印を各寺院ごとに用意いたしました。また、特製台紙に切絵御朱印を貼っていただくことにより、切絵の紅葉と宝塔が鮮やかに色付きます。ご参拝の日付も切絵に記されますので、秋の思い出として特製台紙とご一緒にお求めいただければと思います。
 西国三十三所観音霊場を巡拝している方も、紅葉の名所を巡る予定の方も、ぜひこの機会に、壷阪寺、岡寺、長谷寺の三寺院をお参りしてみてはいかがでしょうか。

令和4年10月8日(土)~12月11日(日)
期間限定 もみじ切絵御朱印 1,000円
特製台紙 300円
※各寺院の納経所において授与いたします。

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