洋泉社から発売の「京都奈良古寺めぐり案内」で長谷寺(P194)が紹介されています。単行本サイズの案内書で見やすく、各寺院を紹介されていますので、古寺好きの方には持ち運べて便利に使っていただけるのではないでしょうか。

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100人勤行

夏の暑さがやわらぎ、日々の生活が涼しく少し楽になりました。しかし先般の台風で被災された方々にはご不便を強いられているのではと心憂く感じ、その復旧を急ぐ関係者の方々の労を少しでも労いたいと思います。

さて、長谷寺では年に2度、全国の豊山派徒弟が集い本山であるこの長谷寺本堂の朝勤行に出仕いたします。

その数およそ100人。

普段20人前後の僧侶で暁天の勤行を務めており、勤行の力強さ、荘厳さはご存知の通りだと思います。

幾重にも重なる読経の声、声、声。その声に皆さんも加わってみませんか?長谷寺の朝の勤行は6:30からですが、その30分前から勤行参列の受付をしています。

朝寒の白み始めた秋空の下、日常とは違う体験をぜひご一緒に、18日までです。

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秋のうろこ雲が空を覆い、とんぼが飛び交う立秋の頃、台湾にある慈雲寺住職戒慧法師がご来山いたしました。

この台湾にある慈雲寺には長谷観音が祀られ、先代住職が長谷観音を感得したそうです。長谷観音は琵琶湖から流れ出でましたが、海を渡り台湾にまでその威光を輝かせています。

少しの滞在でしたが、慈雲寺のますますの繁栄を祈るとともに、より長谷観音を通じて強い関係を築いていければと思います。







奈良国立博物館より出版の「いのりの世界のどうぶつえん」に長谷寺の寺宝の牡丹鴛鴦八稜鏡(P69)と金亀舎利塔(P86)が掲載されています。7月13日から9月8日まで奈良国立博物館で「いのりの世界のどうぶつえん」展が行われておりそれに合わせての出版です。この牡丹鴛鴦八稜鏡は長谷観音の霊験集の『長谷寺験記』にある新羅王の王妃が災難を長谷観音の霊験により免れた際、お礼として長谷寺に奉納した大鏡だと伝わります。そこには牡丹とオシドリがペアでレリーフされ、王と王妃の仲をオシドリで表してるようです。また金亀舎利塔は師の冥福のために弟子たちが豊山勧学院に納めたとあります。曼荼羅や絵図に描かれた動物に視点を置いたユニークな展示となっており、お子さんと一緒に楽しんでいただけるのではないでしょうか。長谷寺の寺宝金亀舎利塔は亀の目ヂカラが素敵ですよ。

奈良国立博物館
いのりの世界のどうぶつえん

西国三十三所霊場の月参り巡礼が、二巡目となり、長谷寺では8月の17日、18日の二日間に亘り執り行います。

月参り巡礼

月参り巡礼法要は11時から本堂で行います。ご参列の方は本堂の内舞台を開放いたしますので、ご参列ください。

また、当日は沢山の方が御朱印を求めに来られる事と予想され、天蓋を敷設する予定ではありますが、熱中症の対策を皆様でもご留意いただきたいと思います。

まず、体を冷やすため涼しい服装で、氷嚢や濡れたタオルで首の頚動脈を冷やす。また、脇や股など熱のこもり易い部位を冷やす。

そして、水分と塩分の補給をこまめに行ってください。立ちくらみや、めまいを感じたらすぐに申し出ていただきたいと思います。

体力の維持も大切ですので、持ち運びできる椅子などに座るのも有効です。どうぞ無理をせず、お気をつけてお参りをいただきたいと思います。

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