秋聲 〜能と声明の夕べ〜 菊慈童と観音経の世界
能「菊慈童 遊舞之楽」(きくじどう ゆうぶのがく)
【あらすじ】
魏の文帝(ぶんてい)の勅使が、湧き出る薬水を求めて深山へと足を踏み入れると、菊の花々が咲き誇る山中に一人の少年(慈童)が佇んでいました。勅使が尋ねると、少年は自身が八百年以上も昔、周の穆王(ぼくおう)に仕えていた臣下であると明かします。王の枕を跨いだ罪で追放された慈童は、穆王より賜った枕に記されていた法華経(観音経)の四句の偈「具一切功徳(ぐいっさいくどく)・慈眼視衆生(じげんじしゅじょう)・福聚海無量(ふくじゅかいむりょう)・是故応頂礼(ぜこおうちょうらい)」を菊の葉に書き写しました。すると、葉から滴る露が神秘の霊水へと変わり、それを飲み続けた慈童は不老不死の力を得ていたのです。法華経の功徳に感謝し、菊の露から醸された長寿の酒(菊酒)を勅使に捧げた慈童は、喜びの舞楽を軽やかに舞い踊ります。そして帝の御代の永遠と人々の平安を寿ぎ、静かに山奥の庵へと帰っていくのでした。
【本公演(長谷寺)における見どころと魅力】
能「菊慈童」は、「観音経の教えがもたらす霊験」と「菊酒がもたらす延命長寿の徳」を二大主題として描く、極めて祝祥に満ちた能の傑作です。
●観音経の功徳
慈童を不老不死の仙人へと導いたのは、観音経に込められた聖なる教え(法華経の功徳)でした。観音信仰の聖地である長谷寺の大講堂でこの物語が紐解かれることは、慈童が得た観音の慈悲と功徳を直に体感する特別な機会となります。
●酒の功徳と喜びの舞
劇中で振る舞われる「菊酒」は、単なる酒ではなく、命を潤し長寿をもたらす「甘露」の象徴です。その効徳を喜び、舞い謳う慈童の舞楽は、観る者の心にも深い福徳と安らぎをもたらします。
秋の長谷寺を彩る「菊回廊」の芳香、大講堂に響く「声明」の清らかな調べ、そして「能」が紡ぐ不老不死の美しき世界——。それらが融合した本公演は、皆様をひとときの現世浄土へと誘います。
日 時 令和8年10月25日
開場 15:30から 開演 16:00
出 演 書道パフォーマンス 桜井高校書道部
声明 総本山長谷寺僧侶
能(菊慈童) 大槻文蔵
大倉源次郎 他
場 所 長谷寺本坊 大講堂 ※入山料別途必要
料 金 松席(舞台に近い座布団席) 12,000円
竹席(松席の後ろの座椅子) 10,000円
梅席(竹席の後ろのパイプ椅子) 8,000円
※購入方法はは後日こちらでお知らせいたします。
【あらすじ】
魏の文帝(ぶんてい)の勅使が、湧き出る薬水を求めて深山へと足を踏み入れると、菊の花々が咲き誇る山中に一人の少年(慈童)が佇んでいました。勅使が尋ねると、少年は自身が八百年以上も昔、周の穆王(ぼくおう)に仕えていた臣下であると明かします。王の枕を跨いだ罪で追放された慈童は、穆王より賜った枕に記されていた法華経(観音経)の四句の偈「具一切功徳(ぐいっさいくどく)・慈眼視衆生(じげんじしゅじょう)・福聚海無量(ふくじゅかいむりょう)・是故応頂礼(ぜこおうちょうらい)」を菊の葉に書き写しました。すると、葉から滴る露が神秘の霊水へと変わり、それを飲み続けた慈童は不老不死の力を得ていたのです。法華経の功徳に感謝し、菊の露から醸された長寿の酒(菊酒)を勅使に捧げた慈童は、喜びの舞楽を軽やかに舞い踊ります。そして帝の御代の永遠と人々の平安を寿ぎ、静かに山奥の庵へと帰っていくのでした。
【本公演(長谷寺)における見どころと魅力】
能「菊慈童」は、「観音経の教えがもたらす霊験」と「菊酒がもたらす延命長寿の徳」を二大主題として描く、極めて祝祥に満ちた能の傑作です。
●観音経の功徳
慈童を不老不死の仙人へと導いたのは、観音経に込められた聖なる教え(法華経の功徳)でした。観音信仰の聖地である長谷寺の大講堂でこの物語が紐解かれることは、慈童が得た観音の慈悲と功徳を直に体感する特別な機会となります。
●酒の功徳と喜びの舞
劇中で振る舞われる「菊酒」は、単なる酒ではなく、命を潤し長寿をもたらす「甘露」の象徴です。その効徳を喜び、舞い謳う慈童の舞楽は、観る者の心にも深い福徳と安らぎをもたらします。
秋の長谷寺を彩る「菊回廊」の芳香、大講堂に響く「声明」の清らかな調べ、そして「能」が紡ぐ不老不死の美しき世界——。それらが融合した本公演は、皆様をひとときの現世浄土へと誘います。
日 時 令和8年10月25日
開場 15:30から 開演 16:00
出 演 書道パフォーマンス 桜井高校書道部
声明 総本山長谷寺僧侶
能(菊慈童) 大槻文蔵
大倉源次郎 他
場 所 長谷寺本坊 大講堂 ※入山料別途必要
料 金 松席(舞台に近い座布団席) 12,000円
竹席(松席の後ろの座椅子) 10,000円
梅席(竹席の後ろのパイプ椅子) 8,000円
※購入方法はは後日こちらでお知らせいたします。
