長谷寺便り

お知らせ

国宝の里帰り。

 毎年、春と秋にさまざまな寺宝を展示している長谷寺宗宝蔵ですが、開山1300年を記念して特別に2点の国宝を展示しています。
 国宝のうち1つは、長谷寺の開創にかかわる重要な宝物「銅板法華説相図」です。製作年代は7世紀にまでさかのぼり、銅板下部の銘文には当時の天皇陛下の病気平癒を願って鋳造されたと記されています。また上中部には法華経に説かれる釈迦説法の様子が描かれていて、多くの諸仏が集う様子が精緻に刻まれています。
 もう1つの国宝は「長谷寺装飾経」で、法華経や般若心経などのお経が金銀砂子に彩られた見事な巻物に記されています。また、巻物を収める「蒔絵経箱」も、丸紋を散らした現代アートのような意匠が我々の眼を楽しませます。
 これらの国宝は、普段は奈良国立博物館に寄託されていますが、開山1300年という特別な年に合わせて、一時返却させていただきました。
 その他、宗宝蔵では長谷寺の所蔵するさまざまな宝物を展示していますので、ぜひこの機会に長谷寺へお越しいただき、千年を超える長谷寺の壮大な歴史と美術を体感していただければと思います。

〇長谷寺宗宝蔵 春季特別展示
令和8年3月14日~7月5日
入館料無料(ただし、別途入山料が必要です)


銅板法華説相図


長谷寺装飾経

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