長谷寺便り

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長閑な春の日、しばらく続いた曇天の花冷えから見事な青空が広がり、澄んだ空気と日差しを受け早咲きの桜が見頃を迎えています。

ソメイヨシノは5分咲きと言ったところ、花冷えのお陰で早咲きの桜の花が咲き続けています。

モクレンとコブシがゆっくりと盛りに向かっており、山茱萸の黄色の花が趣を添えています。

いよいよ花盛り。

長谷寺の濫觴を語る、銅板法華説相図(国宝)が4月1日から5月31日の2ヶ月間限定で特別に奈良国立博物館より戻ってきます。

長谷寺開創道明上人が建立したとする説相図、その作成年代は7世紀末に遡り、そこには日本で最古の仁王様、金剛力士像が描かれています。

白鳳文化が奈良で彩っている頃に作られた金剛力士像は丸い顔に飛び出たお腹が愛らしく、まさに日本の力士という風体。

その他にも、欧陽詢のような書体で掘られた金石文や、三重塔の上部の相輪は法隆寺の多聞天像の持つ宝塔のそれとよく似ています。

細かい意匠に目をこらすと面白い発見がありそうですね。宗宝蔵には無料でお入りいただけます。ぜひご参拝の折りにご覧いただければと思います。

銅板法華説相図とは

2月9日、修二会結願だだおしを前に長谷寺のだだおし鬼が吉野金峯山寺にお参りをしました。

金峯山寺では全国の節分で追われた鬼達が集まってくるそうです。その故事を地でいく「鬼の夜会」長谷寺の他、興福寺、朝護孫子寺、大安寺、大和神社の奈良県下の鬼が集まりました。

間も無くの「だだおし」ですが、厳しい寒さが予想されるようです。お越しの際は防寒をしっかりして暖かくしてお越しください。


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